2012年4月23日月曜日

嘘つき「日本共産党」は嫌いだ!


■「領土問題」はいつも戦争の火種

「領土問題」は、世界や日本の歴史を少しでも学んだ人にとっては、慎重の上にも慎重を重ねなければならないことは明らかである。古今東西の歴史の中には「領土問題」が軍事衝突から戦争に発展した事例は無数にある。「領土問題」を取り上げるなら「戦争を覚悟してから」と言っても言い過ぎではない。

■石原都知事は、都民そっちのけで「センカク」

最近、石原都知事らが「尖閣諸島を購入」などと騒ぎ回っている。以前も都民そっちのけの「オリンピック誘致」失敗で大恥をかいた知事は、東京都の「直下型大地震」対策が急がれている最中に、都民や都政そっちのけの「憂国ごっこ」でまぜかえそうとしている。「領有権」に目覚めたなら、南西の離島に手を出すより、自分達が70年近くも手を触れることさえできないでいるアメリカに占領された横田基地や首都圏上空の現実を解決する方が先ではないか?

こうした、中国と戦うポーズをアピールしてご主人様(アメリカ)に取り入ろうとする下心見え見えの連中はまだわかりやすく、くれぐれも悪意ある政治家のデマには乗らないよう注意してかかろう。ところがやっかいなのは、あたかも自分たちが最後の審判者であるがごとく「真理・正義・科学」を振りかざして、すまし顔で嘘をつき、実際には石原都知事の上をいく「戦争挑発」を仕掛けている連中である。

■「日本共産党」も、綱領そっちのけで「センカク」

それが、先の戦争で「獄中17年」とか「反戦」の化身であるかのように言われている「日本共産党」と言えば、たいていの方は驚かれるかも知れない。しかし、最近では訪米も果たしどの党よりも「オバマ追っかけ」に熱心な志位委員長が、「中国封じ込め」を叫ぶオバマ大統領の気分にまで染まり、「ぞっこんオバマ」になってきたことは間違いない。いわく「尖閣列島は日本固有の領土」「日本政府は堂々とその大義を主張すべき」とか、「尖閣諸島付近の日本の領海で、中国など外国漁船の違法な操業を海上保安庁が取り締まるのは、当然です。」と、自衛隊の出動も「当然」といわんばかりである。

彼ら(日本共産党)の綱領(2004/1/17)を見てみよう。ここでは「わが国は、高度に発達した資本主義国でありながら、国土や軍事などの重要な部分をアメリカに握られた事実上の従属国となっている。・・アメリカの対日支配は、明らかに、アメリカの世界戦略とアメリカ独占資本主義の利益のために、日本の主権と独立を踏みにじる帝国主義的な性格のものである。」ともっともらしい事を述べている。では聞くが、「主権と独立を踏みにじられた」「従属国」の「領土」とは、いったい誰のものなのか?一見日本は隅々まで日本の主権が及んでいるように見えるが、領土に限ったところで横須賀や岩国、沖縄にある多数の治外法権の基地があり、アメリカは「主権侵害」されないようにポイントとなる首都圏に、横田基地を置き、首都上空は「立ち入り禁止」としたうえで、横須賀には原子力空母を配置している。

■「オバマ追っかけ」の末路

「尖閣諸島」に限って言えば、そもそも「ご主人様」のアメリカが、日中間に火種を残しておくために「尖閣諸島」の帰属問題を曖昧にしてきたことに根本問題があり、そのブラブラにイライラが募っているからこそ、競って派手な「オバマ追っかけ」のパフォーマンスを演じているのは彼ら自身が一番よく知っているはずだ。ここでは、1937年、日本の傀儡だった旧満州国政府が、盧溝橋での「挑発」を口実に関東軍と肩を並べて「満州国軍」の名で中国に侵入していった皇帝・溥儀の恥ずべき歴史をもう一度思い起こそう。

日本共産党が、「日本の政府代表は、国連その他国際政治の舞台で、しばしばアメリカ政府の代弁者の役割を果たしている」と自ら語っている、その日本政府や石原都知事と声を合わせて「尖閣を守れ」を叫び、アメリカ政府の代弁どころか「戦争挑発」の先頭に立つというなら、「反戦闘士」という最後のイチジクの葉っぱまで消え去るであろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿