「(説得に)自信がない」と弱音を漏らしていた防衛大臣。どんな気持ちで、沖縄行きに乗ったのだろうか?市民の「アメリカ言いなりの大臣は帰れ」の罵声を浴びながら、やっとのことで会談にこぎつけたものの、「説得」どころか、沖縄県知事からオスプレイ配備強行なら「全基地を即時閉鎖する」と逆襲され、火に油を注ぐ惨めな結果に終わった。
「アメリカ言いなりの大臣は帰れ」と抗議する宜野湾市民 |
【毎日新聞 7/1】来県中の森本敏防衛相は1日午前、県庁で仲井真弘多知事と面談し、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを米軍普天間飛行場に配備する米側の計画を説明した。仲井真知事は面談後、記者団に「配備を強行したら、全基地即時閉鎖という動きに行かざるを得ない」と強く日米両政府を非難した。
【朝日新聞 7/1】米新型輸送機オスプレイ配備を説明するため、森本敏防衛相が30日、沖縄県を訪れた。「アメリカ言いなりの大臣は帰れ!」。2週間前に反対の市民大会を開いたばかりの宜野湾市民は、厳しい言葉を浴びせた。
配備予定の普天間飛行場を抱える宜野湾市役所に、森本氏が着いたのは午後3時過ぎ。プラカードを手に集まった約70人の市民らは「宜野湾から出て行け」と、抗議を繰り返した。
普天間飛行場の飛行制限を求める「普天間爆音訴訟団」が呼びかけた。高橋年男事務局長は、市民大会の開催で「配備を再考してくれるのでは」と期待した。「でも、『事故は起こしたが大丈夫』という米側の説明をそのまま伝えに来ただけだ」と批判した。
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